Tuesday, January 19, 2016

最近読んだ本

「タテ社会」に「人間関係」。
何となく悪い事柄を説明する場合に使われてる気がして、ぼくはこれらの言葉に対して、あまりいいイメージを持っていません。
その悪いイメージの言葉がタイトルになってる本書は、どんな内容なのか?興味が湧いてしまい、手に取りました。
どうやらこの本により「タテ」とか「ヨコ」の概念が普通に使われるようになったみたい。
「タテ社会の人間関係」
中根 千枝

まず驚いたのが、その奥付。
1967 年 2 月 16 日第 1 刷発行とあります。ぼくが生まれるより前の本でした。
ぼくが購入したのは「第 124 刷」。こんなに重版されてる本、なかなか見ないです。
50 年近く読み続けられてる訳なんですが、古さを感じることなく読み進めることができました。
また、「「タテ社会」はダメだからこうしなければなりません」というような書き方ではなく、「タテ」「ヨコ」に加えて「契約」という関係を研究した成果が平易な言葉で著された内容となっており、読む人によって様々な使い方ができるいい本だと思いました。

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