今回読んだ本も、歴史の本。それも、二〇世紀について。激動の時代とも言われている二〇世紀、最近この時代のことに興味があり、いくつか書籍を手に取っていますが、これもそんな中の1冊です。
「二〇世紀の歴史」
木畑 洋一
本書では、欧米列強が「帝国主義」の熱に浮かされた1870年代から、二つの世界大戦を通じて支配する側と支配される側の構図がほぼ無くなったとされる1990年代初までの100年よりちょっと長い期間を、「二〇世紀」として定義した上で、次の4つの期間に分けて解説しています。
1.帝国主義の時代
2.第一次世界大戦とその後
3.世界恐慌から第二次世界大戦へ
4.第二次世界大戦後の時代
以上を読むと、世界地図を見て直線で仕切られた不思議な国境がどうして出来上がったのかがよく分かりました。そのために、現代でも各地で紛争・内戦が絶えないこと。そして新たに、テロリズムと反テロリズムという新たな対立の構図も生まれてしまったことも・・・。
では、私たちが今生きる二一世紀でも、暴力が介在した対立の構図が続いていくのでしょうか?そうはしたくないですよね。歴史をよく学び、正しい知識を得て、この二一世紀を平等と平和の時代にしていきたい、そう思いました。
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