宇宙論の本です。かなり平易な言葉で著されているのですが、結局未だ内容を理解できていません。ブログに本の所感を載せるときは、最低2回は通読してるんですが、これは4回読んでもダメでした(^^;)。あきらめます。
でも、せっかく読んだ本だから、ぼくなりの解釈を載せてしまいましょう・・・。
「宇宙は無数にあるのか」
佐藤勝彦
宇宙論を研究する人たちには、宇宙を「一つの宇宙=ユニーバース」として捉える研究者と、「無数の宇宙=マルチバース」として捉える研究者の2種類がいます。
「一つの宇宙=ユニーバース」と考える研究者は、その成り立ちを美しい物理法則で証明することを目指します。証明できたらノーベル賞どころの騒ぎではないのでしょう。本書の著者はこちらの立場の方です。
一方で、「無数の宇宙=マルチバース」と考える研究者は、宇宙は人間がいるから観測できる訳で、人間に都合のいいように出来上がった奇跡の産物である。観測できない宇宙も無数に存在するはずだから、「一つの宇宙=ユニーバース」論者が研究している物理法則など、その奇跡の一つに過ぎないという考えです。有名な、スティーブン・ホーキング博士はこちらの立場。
この二つの考え方は、どっちが正しいのか現時点では分からないけれど、興味深いですよね。ちなみにぼくは、後者を支持しますが・・・。
著者は、このことを平易な言葉で著して、より多くの人たちに宇宙論研究のおもしろさを分かってもらいたい、そんな本のようです。これで合ってるかなぁ、甚だ心配ですが、おもしろい本なので、オススメします。
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