セブン&アイ・ホールディングス「元」会長の鈴木氏の本。タイトルに惹かれて購入してみました。
「働く力を君に」
鈴木 敏文 著
実はこの本、ずいぶん前に読了していて、ブログに載せなきゃと思いながら所感をまとめようとしていたら、お家騒動的な辞任劇が列島を駆け巡り、何だかなぁと思ってしまいました。
また、本書は、著者ってことで鈴木氏の名前が載っていますが、実際は、鈴木氏と懇意のライターがまとめた構成に沿って鈴木氏が口述したことを、そのライターが著した本です。
肝心の内容ですが、セブンイレブン、おにぎり販売、セブン銀行等々を始めたときのお話が掲載されていて、とても興味深かったです。で、首尾一貫して述べられてるのは、「常識に囚われてはいけない」ってこと。しかし、常識に囚われていなかったのは、鈴木氏だけだったのでは?って、思いました。販売開始直前のチェックで、味が気に入らないってことで販売延期を決める等、かなりの常識破りの逸話が披露されているのですが、そういった仕事のやり方の積み重ねにより社内に敵が生まれ、冒頭の辞任劇につながってしまったのではないかな・・・。ずば抜けたヒット商品を生むには、鈴木氏のようなスーパースターが必要なのかもしれませんが、スーパースターを嫌う人もいるんですよね。怖いです。
以上、なんだか読後所感の体にならなかったなぁ。結局、「働く力」も、もらえませんでした。やはり、自分で掴みに行くしかないようです。
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